私もそうでしたが、これから留学を考えている多くの方は、留学をすれば人生は良くなると漠然と信じています。
しかし、その希望は、いとも簡単に崩れることが多々あります。
私の場合、留学を終え日本に帰って来てからが大変でした。私が留学を終え、日本に帰ってきたのが2000年の夏でした。そのころの関西の経済は、あまり良くありませんでした。
それでも、アメリカの大学を卒業し在学中にはアルバイトやインターンシップをし、できるだけ職歴を作ろうと努力していたので、どこかに就職できるだろうと信じきっていました。
また、アメリカでの就職活動はかなり順調で、2社から仕事のオファーをもらっていたので、母国での就職なんて簡単なものだと思っていたぐらいです。
それに、自分の卒業した大学の学部(ホテル・マネジメント)は、全米ではコーネルの次に良いといわれていて、アメリカ全土から学生が集まっていたし、世界中からもホテルの勉強をするために多くの学生がやってきていました。これだけ有名な大学なんだから、ぜったい大丈夫。。。。。
しかし、そんな自信も、日本の社会には全く通じないということを理解するのに、たいして時間はかかりませんでした。
つづく