前回、英語を上達させるためには、
日本人との付き合い方が大切だと言いました。
しかし、ただまじめに大学に通うだけでも、英語を上達させることは、
難しいのも事実です。
自分で英語を使う環境を作る必要があります。
大学の大きさにもよりますが、
ある程度の規模がある大学では、
ひとクラス、40~50人ぐらい生徒がいます。
場合によっては、100人以上いる場合もあります。
そうすると、授業はレクチャー形式になってしまいます。
教授が、教壇でひたすら喋り続けるだけです。
生徒が、話す機会はほとんどありません。
そして、授業が終われば、生徒は次のクラスに向かいます。
次のクラスでも、ただひたすら先生の話すことを聞き、
授業が終わります。
そして、家に帰りひとりで宿題や明日の予習をします。
聞く、読む、書くという作業は、たくさんありますが、
話す作業は意外と少ないのが現実です。
ある意味、話さなくても暮らしていくことができます。
前回も言いましたが、留学する前というのは、
イメージばかりが膨らみ、留学すれば英語が上達すると思いがちです。
しかし、実際はそうではありません。
大学の寮に入ったり、ホームステイするなどして、
英語を使う環境を作る必要があります。