<英会話独学術 レッスン14>
私がおこなっている英語コーチングでは、お客さまに実践で英語を使っていただきます。
先日、お客さまに”そろそろ実践で英語を使っていきましょうか。
その手始めとして、アメリカの英語学校に電話するのはどうでしょう?”と提案してみました。
すると、急に声のトーンが変わり”私はまだまだ実践で英語が使えるレベルではないので、もう少ししてからにします。”
という返事が返ってきました。
目標を立てる段階では、”確固たる意志を持って1年以内に。。。。”
と言われていたのですが、実際に英語を使う段階になると、どうしても前に進むことができません。
しかし、この様な行動は、この方に限ったことではありません。
英語を身に付けたいという気持ちより、英語を使うことに対する恐怖心のほうが勝っているだけです。
ここであきらめてしまっては、これまでと同じです。結局、”今年もダメだった”で終わってしまいます。
では、どうすれば良いのでしょう?
色々と方法はありますが、簡単な方法として、自分に質問を投げかけることができます。
今の段階では、恐怖に負けているだけです。
そこに、”じゃ、どうすれば実践で英語を使うことができるのだろう?”
と肯定的な質問をします。
そうすると、脳はその質問に答えようとし、恐怖から解決策へと意識を移します。
これだけでも、恐怖心は少なくなります。
すぐに、答えが出ない場合もありますが、意識していると、ふとしたときに解決策がでてきます。
”まず最初に自分はあまり英語が得意でないことを相手につたえよう。”だとか、
”言いたいことや聞きたいことは、ずべて紙に書き出してから電話しよう。”といった感じに。
恐怖というのは、ほとんどの場合、自分で作り上げた実在しないものだといわれています。
そして、”準備しろよ”というシグナルにすぎません。
恐怖心というのは、誰もが抱く感情です。
逃げようとせずに、うまく付き合うことが大切です。