英語を身に付けるには、”リスニングが一番大切”とよく聞きます。
でも、そのリスニング力をつけるのがメチャクチャ大変。
私も、ディクテイション、リテンション、シャドーィングなど一通りのことはやってきました。
しかし、あまりにも、大変なので結局途中で止めてしまいます。
そして、”なんでいつも続かないの?”と言って、自分を責めます。
このような経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。
しかし、これまでわれわれが行ってきた音だけに頼るリスニング練習法は、
幼児がどのように言葉を身に付けるかという観点からは、若干ずれています。
幼児が言葉を覚える過程では、必ず見たり体を動かすという動作があります。
ただ、耳だけに頼って言葉を身に付けることはありません。
でも、われわれは、必死になって耳だけで英語のリスニング力を養おうとしてきました。
ある意味、無理な話です。
ではどのようにすれば良いのでしょう?
やはりその答えは、幼児がどのように言葉を学ぶかにあります。
先ほども言いましたが、見たり体を動かすなどの動作が大切になります。
日本でも、幼児向けに立ったり座ったりジャンプしたりなどの簡単な言葉に、
動作を交えながら英語を学ぶということをやっている学校や教材はあります。
しかし、大人がこのようなことをやるのは抵抗があるかもしれません。
そこでお勧めするのが、ハウツウものの動画やビデオです。
ハウツウものには、体の動きが伴います。
少しぐらい言っていることが分からなくても、動画を見ればある程度わかります。
そして、一番大切なことは、体を動かすことです。
体を動かすことで、脳に新しい言語のネットワークを築くことができるのです。
とにかく試してください。もちろん、1回、2回やるだけで効果がすぐ出るわけではないですが、
まずストレスにならないということに気づくと思います。
ストレスにならなければ、続けることも容易になります。
また、自分の好きなハウツウものを選べば、英語を勉強しているという感覚もなくなります。これは、非常に重要なことです。
この体を使う方法は、TPRと言って世界的に認知されており、効果の実験もされています。
特徴は、ストレスにならない、学習スピードが速くなる、文章単位で身に付けると言った感じです。
あとは、あなたが”英語を勉強するのに体を使うなんて子供みたいだ”という偏見を捨てれるかどうかです。
下に動画を用意しておきました。ぜひ、動画と同じように体を動かしてくださいね。(動画のスクリプトもあります。)
Step 1. Bend your left arm in front of your chest so it’s parallel to the floor and your palm is facing up. Step 2. Place your right hand, palm down, on top of your left hand, fingers pointing in the opposite direction. Step 3. Extend both arms straight out in front of you so your wrists rotate and your hands are perpendicular to the floor. Step 4. Hold for 10 seconds. Step 5. Return your hands in front of your chest, switch hands so your left is on top, and repeat the stretch.